QRコードのクワイエットゾーン:コードが見つかるかどうかを決める空白の余白

KoloQRチーム基本

マゼンタの背景の上、破線のカットラインの輪の中にある白黒の丸いQRコードと、その右下の縁に重なる、プリンターのアイコンが入ったライムグリーンの円。

クワイエットゾーンとは、スキャナーが記号のどこが始まりでどこが終わりかを判別するためのQRコードの周囲の空白の余白で、規格は四辺すべてに4モジュールと定めています。これは飾りではなく、デザイナーが場所と引き換えにできる詰め物でもありません。スキャナーは何かを読み解く前にまず記号を見つけなければならず、その縁を見つけられるようにしているのが余白だからです。クワイエットゾーンを切り落とされたコードは、モジュールがすべて無傷のまま読み取れません。

要点

  • クワイエットゾーンとは、スキャナーが記号のどこが始まりでどこが終わりかを判別するためのQRコードの周囲の空白の余白で、ISO/IEC 18004は四辺すべてに4モジュールと定めています。
  • 4モジュールは相対的な寸法であって固定値ではありません。コート紙でのモジュール下限である0.4 mmなら1.6 mm、10 cmのポスター用コードなら1 cm近くになります。
  • 余白はただ空いているだけでなく、コードの明るいモジュールと同じ反射率でなければなりません。淡いグレーの帯や、透過PNGの下から透けて見える写真は、クワイエットゾーンではありません。
  • 誤り訂正はクワイエットゾーンの代わりにはなりません。復元は記号が見つかったあとにデータ領域に対して働くもので、見つからない記号はデコーダーに届きません。
  • 切り詰められたクワイエットゾーンは画面上では見えず、印刷では高くつきます。明るく高コントラストのディスプレイは、紙よりもはるかに少ない余白でもデコーダーに記号を見つけさせてしまうからです。

QRコードのクワイエットゾーンとは何か

クワイエットゾーンとは、スキャナーが記号のどこが始まりでどこが終わりかを判別するためのQRコードの周囲の空白の余白で、規格は四辺すべてに4モジュールと定めています。これはページではなくコードに属します。QRコードとは暗いモジュールとその周囲の空いた縁を合わせたものであり、暗い部分だけを覆う採寸や配置は、コードより小さい何かを説明していることになります。

この仕組みを知っておくと、どの対処が効くのかが分かります。デコーダーはまずカメラの画像を白と黒に落とし、次に3つのファインダーパターンを、それぞれを横切る暗い区間と明るい区間の1:1:3:1:1という比率で探し出し、その3点から記号の境界、回転、そしてモジュールが載っている格子を割り出します。ファインダーパターンとは、QRコードの角にある3つの同心の四角形のことで、スキャナーはこれを使って記号の位置と回転を割り出します。

これらの工程はすべて、読み解きが始まる前に走ります。デザインが最外周のモジュールに触れていると、記号の縁にある暗いモジュールが隣にあるものと溶け合い、その縁での区間の測り方が変わり、デコーダーが推定する境界も一緒にずれます。内側のデータは無傷ですが、ここでは関係ありません。そこに読み解くべき記号があるということ自体が、まだ決まっていないからです。

現場でこの不具合がひどく分かりにくいのも、これが理由です。クワイエットゾーンのないQRコードは、読み取りにくい劣化したコードではありません。多くの場合、スキャナーがそもそも何も報告しないコードであり、スマートフォンを構えている人には「そこには何もない」ように映ります。

クワイエットゾーンはどれだけ必要か

四辺すべてに4モジュール。すべてのQRコードで、すべてのシンボルバージョンで同じです。ISO/IEC 18004はこの要件をmmではなくモジュール数で定めているため、余白の物理的な幅はコードの印刷サイズと搭載データ量によって変わりますが、モジュール数のほうは決して変わりません。

記号必要なクワイエットゾーンどこで出会うか
QR Code(モデル2)四辺すべてに4モジュール一般的なQRコード。このページの内容もすべてこれが対象です
Micro QR Code四辺すべてに2モジュール記号全体が数mmしかない、小さな部品へのマーキング
どちらの数値もISO/IEC 18004のものです。余白の設定を持つ作成ツールは、名前が何であれこの数値を設定しています。

2モジュールはMicro QRに認められた値であって、通常のコードの近道ではありません。Micro QRは構造の異なる別の記号で、ファインダーパターンは1つ、容量もはるかに小さく、その緩い余白は、スマートフォンのカメラがメニューから読み取るモデル2のコードには引き継がれません。

多くのデコーダーは条件がよければ2モジュールでも通してしまいます。短い余白がデザイン中にはめったに表面化せず、印刷したあとにこれほど頻繁に表面化するのは、まさにそのためです。4モジュールという数字は、コードが動き始める境目ではありません。条件のよさに頼らなくてよくなる境目です。

4モジュールは何mmになるのか

クワイエットゾーンのmm = 4 × モジュールサイズ。そしてモジュールサイズは、印刷幅を全体の占有領域のモジュール数で割ったものです。占有領域は記号に各辺4モジュールを足したものなので、式はこうなります。クワイエットゾーン = 4 × 印刷幅 ÷(1辺のモジュール数 + 8)。

1辺のモジュール数はシンボルバージョンから決まります。バージョンVのコードは1辺が4V + 17モジュールです。バージョン1は21、バージョン4は33、バージョン10は57。したがってバージョン4の記号はクワイエットゾーンを含めて41モジュールを占め、印刷幅20 mmならそれぞれが0.49 mmなので、余白は片側およそ2 mmになります。

シンボルバージョンモジュール(記号)2 cmでのクワイエットゾーン3 cmでのクワイエットゾーン5 cmでのクワイエットゾーン10 cmでのクワイエットゾーン
225×252.4 mm3.6 mm6.1 mm12.1 mm
329×292.2 mm3.2 mm5.4 mm10.8 mm
433×332.0 mm2.9 mm4.9 mm9.8 mm
641×411.6 mm2.4 mm4.1 mm8.2 mm
1057×571.2 mm1.8 mm3.1 mm6.2 mm
印刷幅は記号と余白を合わせた占有領域全体です。バージョン10の2 cmの行は助言ではなく計算です。モジュールが0.31 mmと印刷の下限を割っているので、このコードは余白とは無関係の理由で大きくする必要があります。

列を上から下へ読むと、役に立つ形が見えてきます。印刷サイズが同じなら、コードが密になるほどクワイエットゾーンは狭くなります。長いURLはシンボルバージョンを上げ、それが各モジュールを縮め、それが余白を縮めます。つまり、縁を見つけてもらう助けを最も必要としているコードが、最も少ない助けしか得られないということです。

この全体の下には、実務上の下限があります。印刷されたモジュールはコート紙で0.4 mm以上、非コート紙で0.5 mm以上が目安なので、適切なサイズで印刷されたコードのクワイエットゾーンは、それぞれ最小1.6 mmと2 mmになります。レイアウトがコードの周囲にそれより狭い空白しか残していないなら、そのコードは小さすぎるか、詰めすぎか、その両方です。どちらもファイルを出す前に確かめておく価値があります。この問いのサイズ側の半分は、印刷時の最小サイズのガイドが最後まで扱っています。

テンプレートで余白を%で決めるとずれる理由

コードに対する百分率で決めたクワイエットゾーンは、内容が変わった瞬間にずれます。4モジュールが占める割合は、シンボルバージョンごとに違うからです。バージョン4のコードでは4モジュールの余白は記号の幅の約12%ですが、バージョン10では7%です。コードの周囲に10%を確保するテンプレートは、前者には余裕があり、後者には足りません。

面積で見ると、同じ現象はほとんどの人が思うより大きく出ます。バージョン4のコードはクワイエットゾーンを含めて41×41のモジュールセルを占め、そのうち記号自体は33×33です。つまり余白は印刷される占有領域のおよそ35%を占めます。バージョン10のコードでは23%です。レイアウト上でコードがいつも想定より大きく見えるのは、これが答えです。

空白はモジュール数かmmで指定し、%では指定しないでください。ブランドガイドラインに数値を1つしか書けないなら、印刷サイズを明記したうえでのmmにし、そのサイズが変わるたびに書き直してください。

クワイエットゾーンは白でなければならないのか

コードの明るいモジュールと揃っていなければなりません。通常の白地に黒のQRコードなら白、色のついたコードならそのコード自身の明るい色ということです。規格はこの要件を色ではなく反射率で述べています。余白は明るいモジュールと同じようにスキャナーにとって明るく見える必要があり、その境目はデコーダーにとって見えてはいけません。

実務上、これで除外されるもの。

  • コードの背景と色が違う余白。 クリーム色のカードに白いコード背景を置くと、目に見える長方形が残ります。その縁は、デコーダーが本物の境界を見つける前に捨てなければならない輪郭です。
  • コードの背後にある写真や柄。 余白の中のディテールは、記号の縁にモジュールのように見える暗い区間を作ります。モックアップでは読めて印刷したポスターでは読めない、という現象の最も多い原因がこれです。
  • コードの下を走るグラデーション。 余白の上側が明るく下側が中間調のグラデーションは、二値化の工程に1つの記号の中で2つの異なるしきい値を突きつけます。
  • 暗い面に置かれた透過PNG。 透明は白ではありません。暗い背景に置かれた透過の書き出しはクワイエットゾーンが暗くなり、それは余白がないのと同じです。各書き出し形式が何を持っているかはSVGとPNGを参照してください。
  • 明るい余白を持つ反転コード。 暗い背景に明るいモジュールというコードには、それに揃う暗いクワイエットゾーンが必要です。そもそも反転コードを確実に読まない標準カメラもいくつかあります。

色のついたクワイエットゾーンは認められていますし、デザイン上はそちらのほうがよい答えであることも多いです。淡い色の背景を持つコードと、その同じ淡い色の余白が面の端まで続いていれば、ブランドも余白も両立します。壊れるのは、色が何であれ4モジュールの内側にできる境目のほうです。

誤り訂正がクワイエットゾーンの代わりにならない理由

誤り訂正は、記号が見つかったあとにデータ領域の傷んだモジュールを直すものなので、そもそも見つからない記号には何の作用も及ぼしません。コードをレベルMからHに上げても、検出に失敗した場面では使われることのない復元能力が増えるだけで、状況はむしろ少し悪くなります。上のレベルはコードをシンボルバージョン1つ分押し上げ、モジュールは小さくなり、4モジュールの余白もそれに合わせて狭くなるからです。

この2つが起きる順番がすべての説明です。検出が先に来てクワイエットゾーンを使い、読み解きが後に来て誤り訂正を使います。後者が前者を埋め合わせる経路はありません。

ファインダーパターン、タイミングパターン、クワイエットゾーンがそろってリード・ソロモンの復元の外にあるのも同じ理由です。これらは、デコーダーが復元すべき何かを手にする前に必要とする足場だからです。復元が実際に守るもの、そしてロゴがそれをどれだけ消費するかは、誤り訂正レベルL・M・Q・Hが扱っています。

レイアウトがクワイエットゾーンを食べてしまう場所

クワイエットゾーンが失われる原因は、ほぼすべてが書き出し設定ではなく配置の判断です。コードは余白を保ったまま作成ツールを出て、その空きを必要とするレイアウトに出会います。記号自体は手をつけられていないので、ファイルはどの承認の段階でも正しく見えたままです。

繰り返し起きるケースを、印刷まで到達する頻度の高い順に並べると次のとおりです。

  • 罫線や囲み、面の端にぴったり付けて置かれたコード。 角を整えるために引いた細い罫が余白の中に入り込み、デコーダーにもう1つの輪郭を与えます。
  • コードの真下に差し込まれた「スキャンしてください」のラベル。 記号とひとかたまりに読めるほど近く組まれた文字は、クワイエットゾーンの中の文字です。4モジュール離せば、それでもキャプションとして読めます。
  • 書き出しで記号ぴったりに切り取られ、その後に配置されたコード。 書き出し時に余白を切るツールがあります。切られたあとは余白をレイアウト側が用意しなければなりませんが、レイアウトにはそれが伝わっていません。
  • 印刷物の断裁の縁。 断裁線に近いコードは裁ち落としの公差に余白を取られ、1 mmずれて断裁された束では、すべての部数で同じ側の余白が失われます。
  • 余白を横切る折りや背。 折り目はコードに影を落とし、両側は同じ平面ではなくなります。占有領域全体を折りから5 mm以上離してください。
  • コードの下に敷かれた背景画像。 写真の面に最後にコードを載せるメニューやイベントのポスターでよく起こります。
  • 記号のすぐ際で抜かれたステッカーやラベル。 抜きの縁、その下の台紙、縁にできる影がそろって余白に入り込みます。
  • 画面やスライドの端にあるコード。 ベゼルやスライドの暗い背景が余白の代わりになってしまい、投影の場合はたいてい致命的です。

これらをまとめて捕まえる確認は、一文で済みます。空白は書き出したファイルではなく、配置されたレイアウトで測ってください。ファイルの余白は、その周りのページが余白に手を出さなかったときだけ生き残ります。

フレーム、円形、カスタムシェイプとクワイエットゾーン

QRコードの周りのフレームは、クワイエットゾーンの外側から始まっていれば問題ありません。つまり、フレームの内側の縁が記号から各辺4モジュール以上離れていればよいということです。まずいのはフレームそのものではなく、記号ぴったりにフレームを描き、そのフレームを基準に余白を測ってしまうことです。

形ごとに確かめておきたい点。

  • 四角い記号を囲む円形のフレーム。 詰まるのは角です。空白は辺から水平に測るのではなく、角のモジュールから対角線方向に測ってください。そうしないと四隅がすべて足りなくなります。
  • タブや帯の付いたフレーム。 フレームに付いた「メニューはこちら」の帯が余白の外にあると言えるのは、フレーム自体が外にあった場合だけです。
  • 装飾的なモジュール形状。 角丸や円形のモジュールは正方形より各セルに載るインクが少ないので、記号の外縁はもともと素のコードより甘くなっています。余白の仕事は減るどころか増えます。
  • 製品のシルエットやロゴのロックアップに組み込まれたコード。 4モジュールはロックアップの中でのコードの外形の一部として扱い、そのうえでロックアップ自体にも保護領域を与えてください。
  • 丸いステッカーの抜き型の線。 丸いレイアウトを囲む円形の抜きは、ちょうどファインダーパターンのある場所で余裕がいちばん少なくなります。

KoloQR(円形やカスタムシェイプのQRコードを作れる無料のQRコード作成ツール)は、素のコードと丸いコードの書き出しに4モジュールのクワイエットゾーンを含めるので、余白はレイアウトに届く前からファイルの中にあります。装飾が読み取りをよくすることは決してありません。飾ったコードは素のコードと少なくとも同じだけ、たいていは少し多く余白を必要とします。どの作成ツールが作ったファイルであっても、フレーム付きや異形の書き出しでは余白を前提にせず実測してください。実際のレイアウトでどう見えるかは丸いQRコードQRコードの形をご覧ください。

QRコードのファイルのクワイエットゾーンを確かめる方法

余白は目分量で判断せず、モジュール単位で測ってください。目は余白をコードと比べますが、デコーダーは余白を1モジュールと比べるからです。次の手順は10分ほどで、出所も注記もないまま送られてきたファイルにも使えます。

  1. ファイルを大きく拡大して開く. 1つのモジュールが余裕をもって見える程度まで拡大します。SVGならプレビューを書き出さず、デザインツールの中で拡大してください。
  2. 記号の上辺に沿ってモジュールを数える. 余白を除いた1辺分の暗いセルと明るいセルを数えます。数は21、25、29、33……となり、バージョンVでは常に4V + 17です。
  3. いちばん狭い辺の余白をモジュール単位で測る. 同じ倍率で、空白を1モジュールの幅と比べます。四辺すべてを見て最小値を採用してください。片側だけ切られたコードは書き出しでよく起きる結果です。
  4. 配置サイズでmmに換算する. 配置幅を余白込みのモジュール数で割り、4を掛けます。コート紙で1.6 mm、非コート紙で2 mmを下回るなら、そのコードは小さすぎるか詰めすぎか、その両方です。
  5. アートワークだけでなくレイアウトを確認する. 実際のページで、記号から4モジュール以内に何があるかを見てください。罫線、文字、画像の縁、面の境界、断裁線です。
  6. ファイルをバリデーターに通す. QRコードバリデーターは、ファイルが各辺の外側に持っている余白を測っていちばん狭い側を報告し、あわせてコントラストとモジュールサイズも出します。
  7. 本番の材料で校正を出してスキャンする. 仕上がりサイズの1枚を、本番と同じ材料に出し、そのコードが実際に読まれる照明の下でiOSとAndroidの端末それぞれでスキャンします。

余白が足りず、アートワークも変えられない場合は、既存のファイルの周りに白を貼り足すのではなく、コードを作り直してください。書き出したラスターに余白を足しても、記号自身の甘い外縁はそのまま残りますし、作り直しには何のコストもかかりません。

画面、PDF、デザインファイルでのクワイエットゾーン

画面は短いクワイエットゾーンを許し、印刷は許しません。モニター上で行われるどのレビューもこの欠陥を見逃してしまうのは、そのためです。ディスプレイはデコーダーに均一な照明、高いコントラスト比、硬いピクセルの縁を与えるので、紙とドットゲインと店舗の照明なら破綻するはずの余白でも検出が成立してしまいます。

画面:それでも4モジュールは確保してください。別の端末に読んでもらうためにスマートフォンで表示したコードは、光沢があり、傾いていて、反射する面から読まれています。余白はそこで最も安上がりな備えです。周囲の背景が余白の代わりになってしまうスライドやWebセクションの端に、コードを置かないようにしてください。

PDF:余白はアートワークと一緒に運ばれますが、配置は承認と一緒には運ばれません。PDFの中のコードは制作の過程で日常的に動かされ、レイアウトの組み直しが最初に奪うのが余白です。空白はアートワークの仕様書にmmで、裁ち落としを書くのと同じ場所に明記してください。

デザインファイル:コードは余白込みのベクターとして配置し、グループをロックしてください。Figmaでは、占有領域全体ではなく記号ぴったりにフレームを描くことが、デザインファイルと書き出しの間で余白が消える定番の経路です。その側面はQRコードをFigmaにコピーするのガイドが扱っています。

書き出し:受け取り先が許すところではベクターのままにし、ラスターにせざるを得ないところでは、1モジュールが整数ピクセルになるサイズで書き出してください。幅3.5ピクセルの余白は、内側の縁にアンチエイリアスのにじみを持った余白であり、デコーダーが硬い境界を求めているまさにその場所に甘い境界を置くことになります。計算は解像度とDPIにあります。クワイエットゾーンは9つのチェックのうち5つ目で、進める順番は印刷チェックリストにまとめてあります。

クワイエットゾーンの不具合を他の不具合と見分ける

クワイエットゾーンの不具合は、時々失敗するのではなく完全に失敗します。どの距離からでも、何度試しても、スキャナーには何も出ません。コントラストやサイズの不具合はふるまいが違い、時々は読めたり、近づけば読めたり、光がよければ読めたり、ある端末では読めて別の端末では読めなかったりします。この違いだけで、何も測る前に原因を絞れることがほとんどです。

見えている症状最も可能性の高い原因最初に確かめるもの
どの距離でも、毎回、まったく検出されないクワイエットゾーン、またはファインダーパターンが覆われている配置されたレイアウトでの四辺の空白
近づけば読めるが、想定した距離では読めない物理的なサイズ距離10 cmにつき1 cmの規則に照らしたコードの幅
紙の上では読めるが、店舗の照明の下では読めないコントラストまたは表面加工配色の組み合わせと、ラミネートがグロスかどうか
ある端末では読めて、別の端末では読めないモジュールサイズ、または反転した配色mmでのモジュール幅。コードが暗地に明色かどうか
昨日は読めたのに、今日は同じ印刷物で読めないどちらでもない - 遷移先を確認URLそのものを、ブラウザーで

身につけておく価値があるのは最初の行です。完全で再現性のある無反応は検出を指し、検出は余白と角を指します。誤り訂正レベルでも、解像度でも、ファイルを作った作成ツールでもありません。

クワイエットゾーンでよくある間違い

クワイエットゾーンで最も多い間違いは、余白をコードの一部ではなくデザイン上の余白として扱ってしまうことです。いったん余白扱いになると、面を詰める、罫線を足す、折りからコードを逃がすといった後続の判断のすべてが、そこから少しずつ取っていく権利を持ちます。そしてそのどれ一つとして、QRコードに手を触れているようには見えません。

すること理由
コードを記号+余白として採寸するレイアウトに収めなければならないのも、サイズの規則が語っている対象も、占有領域のほうだから
空白は印刷サイズを明記したうえでmmで指定する4モジュールはコードごとに違うmm数になり、%は内容とともにずれていくから
余白をコードの明るいモジュールと同じ色に保つ要件は空であることではなく反射率であり、余白の中の境目はデコーダーが捨てなければならない境目だから
占有領域全体を断裁・折り・背から離す断裁公差と折り目は、刷り部数のすべてで同じ側の余白を奪うから
書き出したファイルではなく配置されたレイアウトを確認する余白はほぼ必ず書き出しのあと、アートワークに触れていないページの側で失われるから
しないこと理由
狭い面に収めるために余白を切る検出されないコードは、縮めて稼いだ場所より価値がないから
検出に失敗したあとで誤り訂正レベルを上げる復元は記号が見つかったあとに走るもので、上のレベルは余白をさらに狭めるから
暗い背景や柄の上に透過PNGを置く透明は下にあるものをそのまま受け継ぎ、暗い余白はクワイエットゾーンではないから
書き出したラスターに白を貼り足して余白のふりをする記号自身の甘い外縁はそのまま残る。作り直したほうが速く、正確だから
見本が読めたからと2モジュールで良しとするそれは画面で、よい光の下で読めただけ。印刷の本番にはない唯一の条件だから

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決まったmmの値はありません。要件は4モジュールで、1モジュールの幅はコードによって変わるからです。印刷されたモジュールはコート紙で0.4 mm以上が目安なので、適切なサイズの印刷コードなら余白は最小でも1.6 mmになります。3 cmのメニュー用コードなら3 mm前後です。

多くの場合、答えは短いクワイエットゾーンです。画面はデコーダーに均一な光、高いコントラスト、硬いピクセルの縁を与えるので、紙では支えきれない余白でも検出が通ります。配置されたレイアウトで空白をモジュール単位で測り、承認後に罫線やキャプション、断裁線が入り込んでいないか確かめてください。

コード自身が、記号から各辺4モジュール以上はみ出すフラットな面を持っている場合だけです。余白の中のディテールは、記号の縁にデコーダーがモジュールと取り違える暗い区間を作ります。コードの後ろに明るい角丸の面を敷けば解決しますし、たいていは言い訳ではなく意図したデザインに見えます。

空間はありますが、余白はありません。透明は下にあるものを見せるので、クワイエットゾーンはファイルを置いた場所の背景色になります。暗い面や柄の上では、それは余白がないのと同じです。配置先が明るく平らだと確認できている場合を除き、明るい不透明な背景で書き出してください。

いいえ。ISO/IEC 18004は、通常のモデル2のQRコードの4モジュールに対し、Micro QR Codeには2モジュールと定めています。Micro QRはファインダーパターンが1つで容量もはるかに小さい別の記号で、主に小さな部品のマーキングに使われます。その緩和は、スマートフォンが印刷物から読むコードには当てはまりません。

4モジュールの内側は不可です。その外側なら、キャプション、ロゴ、フレーム、行動を促す一文、何でも構いません。実務的な確かめ方は、1モジュールの幅を思い浮かべ、記号から各辺に4つ分外へ数えることです。その輪の内側はコードのもの、外側はデザインのものです。

含まれます。印刷したQRコードの下限である2 cmは、記号と余白を合わせた占有領域全体で測ります。バージョン4のコードではその余白が印刷面積の約35%を占めるので、暗いアートワークだけに2 cmを確保したレイアウトは、意図の有無にかかわらず実際には約2.5 cmの場所を確保していることになります。

記号ぴったりに切ったほうが配置しやすく、余白はレイアウト側が用意するだろうとツールが想定しているからです。その想定はたいてい外れます。自分で作っていないファイルは配置する前に必ず確認し、余白が切られていたら、あとからラスターに足すのではなくコードを作り直してください。

モジュール数では同じです。どのシンボルバージョンでも各辺4モジュールです。mmでは違います。密なコードほどモジュールが小さいので、短いURLと同じ幅で印刷された長いURLは、より狭い余白しか得られません。必要なものとは逆で、だからこそ遷移先を短くすることは、読み解きと同じくらい検出にも効きます。

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