マットかグロスか:表面加工が印刷したQRコードの読み取りを決める

KoloQRチーム印刷

コーラル色の背景に置かれた、丸いモジュールのライムイエローのQRコード。斜めの光の帯で上半分が白く飛び、下半分は黒くくっきり残っている。下には「Matte vs Gloss」と書かれた白い角丸のラベル。

壁のサイン、ウィンドウの装飾フィルム、メニュー、ペンダントライトの下のテーブルスタンドなど、動かせない場所に固定され、読む人が逃げられない光の下にあるQRコードには、マットラミネートを指定してください。名刺、パッケージ、チラシのように、読む人が手に持って傾けられるものならグロスでも安全です。グロスは光を明るい斑点としてカメラに返し、シンボルの一部を消してしまいます。マットは同じ光をあらゆる方向へ散らします。

要点

  • 表面加工は質問ひとつで決めます。読む人は角度を変えられますか。カード、パッケージ、チラシは手に取って傾けられるので、グロスでも耐えられます。壁やウィンドウに固定された、あるいは決まった照明の下に置かれたメニューのコードは傾けられないので、マットを指定します。
  • グロスはデザイン上のコントラストを下げません。ある特定の角度でシンボルの一部に明るい斑点を重ねるだけで、だからこそ「スマホを傾けると一瞬で直る」というのが見分け方になります。
  • マットラミネートは暗いモジュールをわずかに明るくし、エッジのシャープさを少し犠牲にします。白い紙に黒いコードは21:1あたりなので、どちらも吸収できます。印刷での目安である7:1にすでに近い色つきのコードには、その余裕がありません。
  • 非コート紙はコート紙よりインキが広がり、モジュール間の明るい隙間を狭めます。非コート紙では0.5mm、コート紙では0.4mmをモジュールの下限として、レイアウトの余白ではなくこの下限からコードの大きさを決めてください。
  • 暗いモジュールは100%Kだけで作り、4色のリッチブラックは使いません。枚葉オフセットの見当精度はおよそ0.1mmが目安で、0.4mmのモジュールならその4分の1にあたり、シンボル内のすべてのエッジが同時に甘くなります。
  • QRコードの上や中に部分UVニス、箔押し、鏡面のインキを絶対に置かないでください。シンボル内の鏡面は加工の選択ではなく、モジュールの欠落です。

マットかグロスか:印刷するQRコードにはどちらの加工が要るか

読む人が向きを変えられないQRコードにはマットを、手に持つものにだけグロスを指定してください。このひとつの判定でたいていの案件は片が付きます。反射は明るさの問題ではなく角度の問題だからです。光沢面は光を鏡の角度で返し、その角度がカメラを向くかどうかは、光とコードとスマホの位置関係で決まります。壁のサインではこの3つが固定され、名刺では自由に動きます。

表面加工はデザインの判断である前に、読み取りの判断です。3cm角で0.5mmのモジュール、印刷コントラスト21:1のQRコードは良いコードですが、天井のスポットライトの下でグロスラミネートをかければ、人が自然に立つただ一か所に立った全員にとって読めないままになりえます。デザインデータのどこにもそれは書かれていません。だから表面加工はデザインレビューではなく印刷仕様書に属します。

グロスがどこでも間違いというわけではなく、そう決めつけると逆にパッケージが悪くなります。グロスフィルムはたいてい暗いモジュールを目に見えて締め、擦れにもマットより強い加工です。売り場で手に取られる紙器なら、拡散した天井光の下で読む人が自由に傾けられるので、耐久性でもコントラストでもグロスのほうが上になります。

状況読む人は角度を変えられるか指定する加工
名刺、チラシ、リーフレット、チケット変えられる。手に持つためグロスでもマットでも可
パッケージ、ボトルのラベル、化粧箱たいてい変えられる。手に取るためグロスで可。曲面はマット
レストランのメニュー、テーブルスタンド、パウチ加工のカード部分的にしか変えられない。光が真上にあるマット
壁のサイン、ポスター、美術館のキャプション、エレベーターの案内変えられない。固定され上から照らされるマット
ガラス越しに読むウィンドウの装飾フィルム変えられない。しかもガラスも反射するマットフィルム
車両のラッピング、展示会のグラフィック変えられない。読む人は屋外にいるマットの塩ビ
ディスプレイ、キオスク端末、アクリル面のサイネージ変えられない。面が構造上光沢である低反射の面材とマット印刷

答えが本当に決めきれないときはマットにしてください。グロスで済んだ仕事にマットを選んだ代償は、少し明るい黒と少し柔らかいエッジで、白地に黒のコードにはどちらにも大きな余裕があります。マットが必要だった仕事にグロスを選んだ代償は、ある層の読者全員にとって読めないコードであり、それは刷り上がって壁に掛かるまで誰も気づきません。

なぜ表面加工が読み取りを左右するのか

表面加工が読み取りを変えるのは、印刷面に届いた光のうちどれだけが一方向でカメラへ返るかを変えるからです。鏡面反射とは、光が入ってきた角度と同じ角度で表面から跳ね返る現象で、印刷したQRコードの一部に明るい斑点を作るのはこれです。マットな表面は同じ光を広い円錐状に散らすので、どの視点に立ってもその全部を受け取ることはありません。

反射はコードを暗くするのではありません。斑点の内側で、暗いモジュールにも明るいモジュールにも同じ量の白い光を足し、黒のレベルを持ち上げて両者の比を圧縮します。デコーダーはコントラストを小さなブロック単位で局所的に測るため、明るい斑点の下のモジュールだけが差を失い、残りのシンボルは無傷のままです。つまり部分的にしか読めないコードで、それは読めないコードです。

だから診断は測定ではなく動作です。スマホを20度か30度傾けた瞬間にデコードされるなら、原因は鏡面反射で、直すべきは加工か取り付け角度です。どの角度からも失敗するなら、原因はサイズ、コントラスト、クワイエットゾーンのどれかで、ラミネートを替えても意味はありません。印刷した紙の上で両者を切り分ける方法はコントラストの実験にあります。

実務上のコントラストの目安は画面で4:1、印刷で7:1です。白い紙に黒のコードは21:1近くあるので、失う余地があります。表面加工はその余地の一部を使います。グロスは鏡の角度でだけ使い、マットは最も暗い反射率を持ち上げることでどこでも少しずつ使います。7:1で設計したブランドカラーのコードにはどちらにも使う余地がなく、そこでは加工と色が2つではなくひとつの判断になります。

マットにはエッジの明瞭さがわずかに落ちるという代償もあります。反射を消す拡散面が、暗いモジュールと明るいモジュールの境界をほんの少し滲ませるからです。印刷の下限以上のモジュールなら、これはデコーダーには見えません。下限を割るとインキの広がりと重なり、マットラミネートと小さすぎるコードが一緒に失敗する——それぞれ単独では無害に見えるのに——という状況になります。

表面加工の比較と、それぞれの代償

どの加工も、反射を耐久性と黒の濃度と交換しています。この表はその交換を一か所にまとめたもので、印刷購買の視点ではなくQRコードの視点で結論を書いています。

加工反射のリスク暗いモジュールへの影響QRコードにこれを使うのは
加工なし、非コート紙最も低い黒が最も明るい。インキの広がりが最大触られも拭かれもしない、寿命の短い印刷物
加工なし、マットコートやサテンのコート紙低い十分な濃度、広がりも制御される耐久性が重要でないメニュー、リーフレット、カード
マットラミネート非常に低い黒が少し明るく、エッジが少し柔らかい固定される、上から照らされる、ガラス越しに読まれるもの全般
ソフトタッチラミネートフィルムの中で最も低い黒がより明るい。皮脂や擦れが目立つコードが大きく白地に黒の高級パッケージ
耐擦過マットラミネート非常に低いマットと同様で、傷に強いよく手に取られる濃色のパッケージや紙器
グロスラミネート鏡の角度で高い黒が最も深く、エッジが最も鋭い手に持つもの。カード、パッケージ、チラシ、チケット
水性ニスやマシンニス低〜中程度わずかな濃度の向上、保護はごくわずかフィルムの予算がない大量印刷
UVニスの全面すべての中で最も高い黒は非常に深く、反射も非常に強いどこかに固定されるQRコードには使わない
シンボルの上の部分UVニスや箔押し部分的に完全な反射パターンの内側に鏡面ができる使わない
ニスは印刷機の上で塗る塗膜、ラミネートは印刷後に貼るプラスチックフィルムです。マットニスはマットフィルムよりはるかに光沢が残るので、仕様書の上で両者を入れ替えることはできません。

意外なのはソフトタッチです。この一覧で最も反射の少ない表面なので読み取りには優れていますが、黒を通常のマットフィルムより明るくし、指紋も残ります。もともとぎりぎりだった濃色や色つきのコードでは、小さな問題を表に出してしまいます。白地に黒で十分な大きさのコードなら、これは最も安全な高級加工です。

この一覧で状況によらず一律に誤りなのは、部分UVニスと箔押しだけです。QRコードの内側の鏡面のように明るい部分は、デコーダーが暗い・明るいに仕分けできる反射率を持ちません。そこに写るのは前にあるもの、たいていは天井の照明かスマホ自身です。どちらもシンボルの外、そしてクワイエットゾーンの外に置いてください。

コート紙か非コート紙か:加工より紙のほうが効く

読み取りに効く変数としては非コート紙のほうが大きく、モジュールから出る光ではなくモジュールの形そのものを変えます。ドットゲインとは、印刷されたインキがデータ上の大きさを超えて広がることで、QRコードの暗いモジュールを太らせ、その間の明るい隙間を狭めます。コート紙はインキを表面に留め、非コート紙は繊維へ吸わせます。ISO 12647-2が両者に別々の網点増大の目標値を定めているのは、まさにこのためです。

実務上の帰結はパーセントではなくモジュールの下限です。印刷されたモジュールはコート紙で0.4mm以上、非コート紙・クラフト紙・再生紙で0.5mm以上を保ってください。この下限から寸法を決めたコードは広がりに耐えます。レイアウトの余りから寸法を決めたコードは印刷機の上でそれを知ることになります。下限を幅に換算する計算は印刷時の最小サイズのガイドにあります。

数字を信じるより、実物の紙で広がりを測ってください。印刷した校正紙をフラットベッドスキャナーで1200dpiで取り込み、明るいモジュールの幅を設計上のモジュールサイズと比べ、差を2で割ればエッジ1辺あたりの成長量になります。明るいモジュールの4分の1以上を食っているなら、それは加工を変えるべきコードではなく、大きくすべきコードです。

素材インキの挙動モジュールの下限変えるべきこと
グロスまたはサテンのコート紙表面に留まり、広がりは最小0.4mm何も。これが基準になる条件
非コートのオフセット用紙繊維に吸い込まれる0.5mmコードの幅を25%ほど足す
クラフト紙、再生紙、新聞用紙広がりが大きく、地色も暗い0.5mm以上幅を足し、紙の色に対するコントラストも確認する
レシートの感熱紙コントラストが低く、数か月で消える0.5mmURLを短く保ち、住所を文字でも印刷する
段ボールへの直接印刷段の凹凸がモジュールのエッジを崩す0.6mm板ではなくラベルに印刷する
塩ビ、フィルム、合成紙非常に安定している0.4mm固定するならマットフィルムを選ぶ
布地・テキスタイル織り目がモジュールのエッジを支配する0.8mm大幅に拡大し、実際の生地で試す

コート紙とマットラミネートの組み合わせが、最も幅広い条件でよく読めます。コーティングがモジュールの形を保ち、フィルムが光を拡散させるからです。メニュー、サイン、固定されるもの全般では、この2つを名指しで指定する価値があります。「マット」とだけ書かれた見積もりは、非コート紙で上がってくることがあるからです。

CMYK:暗いモジュールは100%Kで作る

印刷するQRコードの暗いモジュールは黒インキだけで作ってください。100%K、シアン・マゼンタ・イエローはゼロです。リッチブラックは4版すべてが完全に見当合わせされている必要がありますが、枚葉オフセットの見当精度はおよそ0.1mmが目安で、0.4mmのモジュールならその4分の1にあたり、シンボル内のすべてのエッジが同時に色の縁を拾います。

明るいモジュールは薄い網ではなく紙そのものでなければなりません。色を薄いパーセントに落とすのではなく、背景を0/0/0/0で抜いてください。5%の網は明るいセルひとつひとつの中にある網点のパターンであり、デコーダーが測る最も明るい反射率を、最も余裕のないスケールで下げてしまいます。

円形やカスタム形状のQRコードを作れる無料のQRコードジェネレーター、KoloQRの書き出しはSVG・PDF・EPS・PNGのいずれもRGBなので、変換はダウンロード時ではなくレイアウトの中で行います。平網の黒いコードなら手順はひとつです。ベクターファイルを配置し、暗い図版を選択し、入稿前に100%Kにします。色つきのコードなら、自動変換に任せず印刷所とCMYKの組み方を決めてください。どのファイルを渡すかはSVGとPNGのガイドにあります。

  • 暗いモジュール:100%Kのみ。ブランドが色を要求する場合は特色1色がもうひとつの正解です。版が1つのままだからです。
  • 明るいモジュールとクワイエットゾーン:紙の白。網も、上にかかるニスも、背後の画像もなし。
  • 総インキ量:K単色のコードでは無関係で、それこそK単色にする理由です。印刷所はコート紙で300%前後、非コート紙ではそれより低い上限を指定することが多く、リッチブラックはそこに近づきます。
  • オーバープリント:コードではオフにします。色面にオーバープリントされた暗いモジュールは下の色を拾い、濃度を失います。
  • カラープロファイル:レイアウトの中で、印刷所のプロファイルで一度だけ変換します。二度変換することが、誰も選んでいないのに黒がリッチブラックになる道筋です。
  • ニスと抜き型:どちらもシンボルと、その周囲4モジュールのクワイエットゾーンの外に出しておきます。

変換後は画面の見た目を信じず、スウォッチを確認してください。RGBの#000000は、プロファイルによっては4色の組み合わせに変換されます。レイアウト画面ではまったく同じに見え、差が出るのは印刷機の上、シンボルのすべてのモジュールの甘いエッジとしてです。

ガラス、曲面、箔:加工が結果を決める表面

次の4つの表面では、加工の判断がいつもより重くなります。どれも反射する層をもうひとつ足すか、読む人が動く自由を奪うからです。

ガラスの向こう側

ガラスの向こうにあるコードは、手前に鏡面が2つあります。マット印刷が消せるのはそのうち1つだけです。ここでは加工より位置が重要です。向かいの光源がある壁から離して取り付け、読む人が実際に歩道に立つ位置から、その人の目の高さで、店が最も混む時間帯に見え方を確かめてください。ウィンドウのコードは同時にサイズも間違っていることが多い場所でもあります。寸法は小売店のページにあります。

曲面・円筒のラベル

円筒の上では、光沢面は必ず曲面のどこかに明るい帯を作ります。かすめる角度から正面まで、すべての角度が同時に存在するからです。その帯は読む人がボトルを回すと移動するので、手の中では避けられ、棚の上では避けられません。ボトル、瓶、チューブ、カップのラベルにはマットを指定し、コードの幅を円周の4分の1程度までに抑え、幅を20%ほど足してください。

パウチフィルムとパウチ加工のメニュー

125ミクロンのグロスのパウチフィルムは、レストランのコードが読めなくなる単独の原因として最も多いものです。厚く、非常に光沢があり、しかもペンダントライトの真下に置かれます。マットのパウチは値段が同じで、この問題を消します。すでにグロスで決まっている店なら、コードを紙面の中央から下の隅へ動かすだけで、テーブル上の照明の映り込みから外れることがよくあります。この場合の印刷の詳細はレストランのメニューのページにあります。

箔、メタリックインキ、鏡面素材

メタリックな表面は反射率が一定しないので、QRコードの暗い側にも明るい側にもなれません。メタリックの暗いモジュールは鏡の角度では明るく、それ以外では暗く読まれます。鏡面の背景は同じことを逆向きに起こします。シンボルは平らな面に平網のインキで刷り、箔は周囲のデザインに使ってください。クリエイティブな表現はもともとそこに属します。

本刷りの前に表面加工をテストする方法

  1. 印刷所に仕上がりの現物サンプルを頼む. 最終サイズで、本番の紙に、実際のラミネートやニスをかけた状態のコードを依頼します。ラミネートなしの校正では、このページが扱っていることを何も確認できません。
  2. 選択の余地があるなら両方の加工を刷る. 同じデータでマットとグロスのサンプルを1枚ずつ頼みます。比較は2分で終わり、その店やそのパッケージについての議論を恒久的に片付けます。
  3. 実際に置かれる場所に取り付ける. 本番の高さ、本番の壁、本番のフレームにサンプルを固定するか、本番のテーブルに置きます。手に持ったサンプルは、完成品には存在しない唯一の条件を試していることになります。
  4. 本番の照明をつける. コードが暮らす照明を、意味のある時間帯に使います。ディナー営業中のレストラン、蛍光灯の下の売り場通路、街灯が点いた夕暮れのショーウィンドウです。
  5. 動かずに3か所からスキャンする. 正面、左、右からスキャンします。助けるためにスマホを傾けてはいけません。固定されたコードは、傾ければ直ると知らない人のためにも機能する必要があります。
  6. 反射の角度をわざと探す. 明るい斑点がコードに乗る位置まで動いてから、スキャンを試します。その位置が読む人が自然に立つ場所かどうかを記録します。もしそうなら、他の角度がどれだけよく読めても加工は間違いです。
  7. ルーペでモジュールを見る. 印刷したサンプルで、暗いモジュールの間の明るいセルを見ます。データと比べて隙間が目に見えて狭くなっていれば、紙がインキを広げているので、加工ではなくコードを大きくする必要があります。
  8. 2台目のスマホで繰り返す. iPhoneとAndroidを1台ずつ、少なくとも片方は数年前の機種を使います。古いセンサーはより多くの光を必要とし、それは露出が増えるということで、反射はいっそう悪化します。

反射の角度を探す手順は、飛ばされがちで、しかも不具合を捕まえる手順です。どんなコードもどこかからは読めます。固定されたコードは人が立つ場所から読めなければならず、それはデータではなくその部屋についての事実です。

印刷仕様書に書くこと

加工の判断は、文書で印刷所に届いて初めて現実になります。この6行でこのページの内容はすべて足り、メール1通に収まります。

  1. 紙とコーティングを名指しで。たとえば「カード」ではなく「300g/m2 サテンコート」。
  2. 加工をフィルムかニスかまで名指しで。「マット」ではなく「マットラミネート、両面」。
  3. 暗いモジュールは100%Kで構成、オーバープリントはオフ、リッチブラックは使わない。
  4. 明るいモジュールと4モジュール分のクワイエットゾーンは紙のまま。網もニスも画像も置かない。
  5. シンボルとそのクワイエットゾーンの中に、部分UVニス、箔押し、エンボスを入れない。
  6. 本刷りの前に、本番の紙で最終サイズの仕上がりサンプルを1枚。

コードを甘くせずに配置・拡大縮小できるよう、この仕様書とあわせてベクターデータを送り、誰かが打ち直してコードを作り直さないよう、リンク先のURLもプレーンテキストで渡してください。ジェネレーターはSVG・PDF・EPSをウォーターマークなしで書き出し、ラスターで書き出す場合の解像度の判断はQRコードの解像度のガイドにあります。仕上げは印刷が通らなければならない9つのチェックの8つ目で、残りは進める順番どおりに印刷チェックリストにまとめてあります。

表面加工とコーティングでよくある失敗

  • ラミネートなしの校正で承認する。校正は読めて完成品は読めず、その差はまさに校正に入っていなかった変数です。仕上がりサンプルを求めるか、加工は未検証のままだと認めてください。
  • 反射をサイズの問題として扱う。スポットライトの下で失敗するコードを大きくしても、スポットライトの下で失敗する大きなコードができるだけです。まずスマホを傾けてください。それで直るなら、幅をいくら足しても直りません。
  • もともとコントラストがぎりぎりのコードにマットを指定する。マットは最も暗い反射率をわずかに上げます。黒いコードにはその余裕がありますが、中間グレーやブランドカラーで7:1のコードにはありません。そこでの答えはフィルムの変更ではなく、より暗いコードです。
  • 部分UVニスをブランドの模様のままシンボルの上に走らせる。手で描かずレイアウトから起こしたニス版は、コードの一部に光沢の帯をしばしば通します。PDFでは見えず、棚の上では致命的です。
  • 引き出しにあったからグロスのパウチを使う。パウチ加工のメニューと固定されたサインは、グロスが確実に失敗する2つの仕事で、どちらもたいてい仕様書なしに自社でラミネートされます。
  • 非コート紙はマットだから安全だと思い込む。非コート紙は反射を消し、インキの広がりを足します。光の振る舞いは良くモジュールの形は悪い——だからこそ下限はコート紙の値に留まらず0.5mmへ上がります。
  • CMYKへ二度変換する。印刷所のプロファイルでの1回は制御された変換ですが、2回目はK単色の黒を4版構成に変え、しかも画面上は何も変わりません。

加工と紙とサイズは、それぞれ単独で失敗するよりも、いっしょに失敗することのほうが多いものです。コート紙でモジュールの下限を超え、平網の100%Kで刷られ、マットフィルムをまとったコードは、3方向すべてに余裕のあるコードです。そして誰も刷り直せない本番で生き残るのは、その余裕だけです。

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Questions? Answered

読む人が向きを変えられないコードにはマットが適します。壁のサイン、ウィンドウのフィルム、固定されたパネル、上からの照明の下にあるパウチ加工のメニューなどです。名刺、パッケージ、チラシのように手に持つものは、傾ければ反射から逃げられるのでグロスでも問題ありません。グロスは黒が深く擦れにも強いので、劣った加工ではなく、固定したときに危ない加工です。

いいえ、ラミネート自体は無害です。フィルムは透明で、下のモジュールも変わりません。読み取りを壊すのは、グロスフィルムが光源をカメラへ返し、シンボルの一部に明るい斑点を作る場合です。マットラミネートはこの失敗を完全になくすので、手に持つのではなく固定されるコードには、より安全な指定です。

ラミネートの反射が鏡面だからです。入ってきた角度と同じ角度で表面を離れるので、ある一か所だけがそれを受け取り、他の位置は受け取りません。スマホを傾けると、カメラがその反射から外れます。傾けて読めるなら、原因は加工か取り付け位置であって、サイズやコントラストやデータではありません。

かけられません。シンボル内の鏡面のように明るい部分は固有の反射率を持たず、前にあるもの——たいていは天井の照明かスマホ自身——を映すだけなので、デコーダーはそのセルを暗い・明るいに仕分けできません。部分UVニス、箔押し、エンボス、メタリックインキは、シンボルと4モジュールのクワイエットゾーンの外に置いてください。

わずかに下げます。最も暗い反射率を持ち上げ、モジュールのエッジも少し柔らかくします。白い紙に黒のコードは21:1近くあり、印刷の目安である7:1に対して十分な余裕があるので、この損失は問題なく吸収できます。7:1前後で設計した色つきのコードには余裕がなく、そこでの答えはより光沢のある加工ではなく、より暗いコードです。

パウチも印刷もマットです。レストランのテーブルはペンダントライトやダウンライトの真下にあり、それはグロスラミネートが明るい斑点に変えてしまう配置そのものです。マットのパウチは値段も同じです。すでにグロスで決まっているなら、コードを紙面の下の隅へ動かし、照明の映り込みから外してください。

平らな紙器なら、グロスも耐擦過マットもどちらも使えます。パッケージは手に取って向きを変えられるからです。ボトル、瓶、チューブのような曲面にはマットを選んでください。光沢加工は曲面のどこかに必ず明るい帯を作ります。ソフトタッチは最も反射が少ない選択肢で、同時に指紋が最も目立つ選択肢でもあります。

つねに100%Kです。リッチブラックは4版が完全に見当合わせされている必要があり、一般的な見当精度のおよそ0.1mmは0.4mmのモジュールの4分の1にあたります。シンボルのすべてのモジュールのエッジを同時に甘くし、色の縁を出すには十分な量です。特色1色がもうひとつの許容できる組み方で、版が1つのままだからです。

CMYKで刷る仕事なら必要です。KoloQRはSVG・PDF・EPS・PNGをRGBで書き出すので、変換はレイアウトの中で行います。ベクターファイルを配置し、暗い図版を入稿前に100%Kにするだけです。変換は印刷所のプロファイルで一度だけ。2回目の変換はK単色の黒を4版構成に変えることがあり、画面上は何も変わりません。

変わるのは別の変数です。非コート紙は反射を消すという点で有利で、モジュール間の明るい隙間へインキが広がるという点で不利です。非コート紙・クラフト紙・再生紙では、コート紙で許される0.4mmではなく0.5mmをモジュールの下限にしてください。実務上は、同じデータ量でコードの幅が25%ほど増えます。

たいていは読めますが、ガラスは印刷の加工では消せない2つ目の反射面を足します。フィルムはマットを使い、そのうえで読む人が実際に外に立つ位置から、その人の目の高さで、最も人通りの多い時間帯に見え方を確かめてください。ここでは加工より位置が重要です。ガラスが映し込むものから離して取り付けます。

安全で、しかも最も反射の少ないフィルムです。代償は2つあります。通常のマットフィルムより暗いモジュールを明るくすること、そして指紋や擦れが残ることです。白地に黒で十分な大きさのコードなら、どちらも問題になりません。小さいコードや、コントラストの下限に近い色つきのコードでは、通常のマットを選んでください。

関係しません。感熱式のレシートには表面加工がまったくないからです。そこでの変数は紙と印字ヘッドで、感熱紙はコントラストが低く、吸収性があり、数か月で消えます。レシートのコードは短いURLで2cm以上を保ち、数週間後にレシートを読む人のために住所を文字でも下に印刷してください。

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