QRコードのDPI計算ツール

印刷サイズとピクセル数を、任意の解像度で相互に変換します。コードを配置するサイズを入れれば必要なピクセル数が、ファイルのピクセル幅を入れればきれいに印刷できる最大サイズが返ってきます。

レイアウト上でコードを配置する幅。クワイエットゾーンを含みます。

dpi

印刷の標準

300 DPIが印刷の標準です。ファイルのメタデータに書かれたDPIは何も変えません。効くのは配置サイズに対するピクセル数だけです。

任意。モジュール数を指定すると、すべてのモジュールが整数ピクセルになる最も近い書き出し幅も返します。

書き出す幅

591 px x 591 px

その印刷サイズで、選んだ解像度になるピクセル幅です。

解像度

300 DPI

オフセットとデジタル印刷にそのまま使えます。

SVG、PDF、EPSといったベクター書き出しには解像度がそもそもないため、ここの話は当てはまりません。印刷に回すコードなら、ベクターで書き出すだけでこの問いは消えます。

ピクセルは2番目の判断であって、最初ではありません

スキャンできるかどうかを決めるのは物理的なサイズで、解像度が決めるのはモジュールの縁が硬く印刷されるかどうかだけです。まず幅を決めてください。それは印刷サイズ計算ツールの仕事で、ここではその幅を換算します。解像度とDPIでは、その両方の計算を順を追って説明しています。

300 DPIが実際に意味するもの

DPIとは、ピクセル数と、そのファイルを配置するサイズとの比率であって、ファイルが持っている性質ではありません。600pxで書き出したファイルは、5.1cmなら300 DPI、10.2cmなら150 DPI、20.3cmなら75 DPIです。ピクセルはどれも同じままです。

  • メタデータのタグ はピクセルも印刷結果も変えません。配置サイズをすでに知っているソフトへの目安にすぎません。
  • 配置したサイズ こそが印刷所の見るもので、上の実効値もそこから計算されています。
  • ベクター には解像度がそもそもありません。印刷所がベクターを求めるのはそのためです。

モジュールあたり整数のピクセル

QRコードは格子なので、モジュール数で割り切れない書き出し幅にすると、隣より1ピクセル広いモジュールが生まれ、すべての縁にアンチエイリアスのグレーが乗ります。二値化するデコーダーがいちばん苦手とするのが、そのグレーです。

5cmのバージョン3のコードは300 DPIで591px、クワイエットゾーンを含む37モジュールに分けると1モジュールあたり15.97ピクセルです。592pxで書き出せば各モジュールがきっちり16ピクセルになり、代償は印刷幅の0.08mmだけです。

QRコードを適切な解像度で書き出す手順

配置サイズから、モジュールの縁が硬いファイルまでの4ステップ。

QRコードを作成
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    先に印刷サイズを決める

    解像度はサイズに従うもので、逆ではありません。ピクセル数を選ぶ前に、クワイエットゾーンを含めてレイアウト上の幅を決めてください。

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    出力の解像度を選ぶ

    オフセットとデジタル印刷は300 DPI、数メートル離れて読む大判は150 DPI、感熱レシートプリンターは203 DPI、約1.5cm未満のコードは600 DPIです。

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    ピクセルに換算する

    ミリメートルを25.4で割り、解像度を掛けて、切り上げます。300 DPIの40mmは473pxです。上の計算ツールはどちらの向きでも計算できます。

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    モジュールの格子に合わせる

    すべてのモジュールが同じ整数のピクセル数になるまで、書き出し幅を切り上げます。コストは1ミリの何分の一かで、モジュールの縁からグレーの縁取りが消えます。

知っておく価値のある解像度

QRコードの仕事がほぼ必ず落ち着く5つの設定。

300 DPI - オフセットとデジタル

印刷の標準であり、近くで読むもの、つまりメニュー、パッケージ、名刺、チラシの既定値です。3cmのコードは355px、5cmは591pxになります。300を下回ると、こうした仕事の読み取り距離でモジュールの縁が甘くなり始めます。

150 DPI - 大判出力

バナー、ウィンドウグラフィック、車両ラッピングは数メートル離れて読むので、300 DPIでは効果のないまま巨大なファイルになります。30cmのコードは150 DPIで1772pxです。まず出力先の仕様を確認してください。100 DPIを指定する業者もあります。

203 DPI - 感熱レシート

DPIの数字ではなく、プリンターのドット数に合わせてモジュールを決めます。203 DPIでは1ドットが約0.125mmなので、0.5mmのモジュールはちょうど4ドットです。0.125mmの倍数で設計すれば、シンボル全体でモジュールの大きさがそろいます。

600 DPI - とても小さなコード

約1.5cmを下回るとモジュールが小さすぎて、300 DPIではバージョン3のシンボルで1モジュールあたり約5ピクセルしかなく、丸め誤差が見えてきます。同じコードを600 DPIにすると約10ピクセルになり、絵柄は同じまま縁の精度が倍になります。

ベクター - DPIという概念がない

SVG、PDF、EPSはモジュールをピクセルではなく図形として記述するので、間違える解像度も、突き当たる上限もありません。印刷に回すコードなら、ベクターで書き出すだけでこのページの話は仕事から消えます。

書き出し前の確認

ファイルのメタデータではなく、レイアウトと書き出しダイアログで確かめる10項目。

  • 実効値を確かめる

    ファイルのピクセル幅を、配置サイズ(インチ)で割ります。500pxのコードを4cmに配置すると318 DPI、同じファイルを8cmに配置すると159 DPIです。ファイル自体は何も変わっていません。

  • ラスター画像を決して拡大しない

    補間はモジュールの縁に存在しないピクセルを作り出しますが、そこはデコーダーが確実さを必要とする唯一の場所です。必要なサイズで作り直してください。数秒で終わり、費用もかかりません。

  • 印刷物にはベクターを選ぶ

    SVG、PDF、EPSが1つあれば、解像度の上限なしに仕事のすべてのサイズをまかなえます。PNGは画面、メール、そして本当にラスターが必要な場面のために取っておきましょう。

  • 幅をモジュール数に合わせる

    ピクセル幅が、モジュール数にクワイエットゾーンの8モジュールを足した数で割り切れるまで切り上げます。モジュールあたり整数ピクセルなら、各マスの縁はグレーににじまず硬いままです。

  • 都合のよいサイズではなく最終サイズで書き出す

    1000pxはきりのよい数字であって、サイズではありません。配置する幅が実際に必要とするピクセル数で書き出せば、後工程の誰かがファイルを拡大縮小せずに済みます。

  • 無料プランの書き出し上限に注意する

    書き出しを1024pxに制限する作成ツールは、300 DPIでおよそ8.7cmで打ち止めです。メニューには十分でも、ポスターには足りません。KoloQRは上限も透かしもなく、どんなサイズでも書き出せます。

  • コードを可逆形式のまま保つ

    ラスターならPNGで、JPGは使いません。JPEG圧縮は高コントラストの縁すべてにリンギングを残しますが、QRコードは高コントラストの縁だけでできています。

  • PDF書き出しのダウンサンプリングを切る

    レイアウトソフトは書き出し時に配置画像を既定で再サンプリングし、多くは300または150 DPIに落とします。印刷用PDFを書き出す前に、画像圧縮を「なし」か、コードの解像度より高いしきい値に設定してください。

  • 100%で配置し、拡大縮小しない

    レイアウト上で140%に拡大したラスターのコードは、解像度が71%になったコードです。見た目のサイズだけでなく、ソフトの拡大率の欄も確認してください。

  • 校正を400%まで拡大して見る

    画面上400%でモジュールの縁が甘い、グレーがかっている、不ぞろいだと見えるなら、紙の上ではもっと悪くなります。グレーのにじみがない黒から白への硬い変化こそ、デコーダーがきれいに二値化できるものです。

KoloQRの作成ツールでQRコードをデザインし、ダウンロードできる状態になっている様子

ここでどんなサイズにも書き出す

円形やカスタム形状のQRコードを作れる無料のQRコード作成ツール、KoloQR。画面用のPNGと、印刷用のSVG、PDF、EPSを、どんな幅でも、解像度の上限も透かしもなしに書き出せます。

アカウント登録も、1コードごとの課金もありません。コードはブラウザ内で生成されるので、リンク先がサーバーに送られることはありません。

QRコードを作成

Questions? Answered

オフセットとデジタル印刷では、最終的な印刷サイズで300 DPIです。数メートル離れて読む大判なら150 DPIで足り、感熱レシートプリンターは203 DPIが対応します。どんな印刷でも、ベクターで書き出せばこの問い自体がなくなります。SVG、PDF、EPSには解像度がないからです。

591ピクセル四方です。計算は、50mmを25.4で割ってインチにし、300を掛けて切り上げます。シンボルがバージョン3、つまりクワイエットゾーンを含めて37モジュールなら、592pxで書き出してください。各モジュールが15.97ではなくちょうど16ピクセルになります。

画面用途ならどれでも十分です。印刷では300 DPIで約8.5cm、大判の150 DPIなら17cmまでをまかなえます。それを超えると実効解像度が印刷の標準を下回り、紙の上でモジュールの縁が甘くなり始めます。

モジュールの縁がすでに硬い段階から先では、なりません。読み取りを左右するのはモジュールの印刷サイズと、その縁のコントラストです。1つのモジュールが数ピクセルできれいに再現されていれば、それ以上増やしてもカメラには使いようがありません。それより幅を広げて印刷してください。

変わりません。PNGやJPGに保存されるDPI値はメタデータで、想定する印刷サイズの目安にすぎず、ピクセルには一切触れません。出力の品質を決めるのは、ピクセル数を、レイアウトで実際に配置したサイズで割った値です。

SVG、あるいはPDFやEPSです。ベクターファイルはモジュールを図形として記述するため、どんなサイズでも縁が完全に硬く、解像度の上限もありません。PNGは画面、メール、ウェブページに適した選択です。SVGとPNGのガイドで細かな比較を扱っています。

できません。拡大はモジュールの縁ごとに新しいピクセルを補間しますが、それはデコーダーがしきい値を置く場所そのものを甘くする行為です。必要なサイズで作り直すか(無料で一瞬です)、まったく劣化しないベクターの書き出しを配置してください。

大判では印刷サイズで150 DPIが一般的な指定です。バナーは数メートル離れて読まれるからです。30cmのコードは150 DPIで1772ピクセル四方になります。100 DPIを受け付ける大判出力業者もあるので、必要の4倍大きいファイルを書き出す前に仕様を確認してください。

203 DPIです。ほとんどの感熱レシートプリンターのドットピッチがこれにあたります。1ドットは約0.125mmなので、0.5mmのモジュールはちょうど4ドットです。モジュールを0.125mmの整数倍で設計すればすべてのモジュールがそろいます。モジュールの不ぞろいは、レシートのコードが読めなくなる典型的な原因です。

書き出し幅がモジュール数で割り切れ、どのモジュールも同じ整数のピクセル数で描かれる状態を指します。端数のある幅では、隣より1ピクセル広いモジュールができ、縁ごとにアンチエイリアスのグレーが加わります。それこそデコーダーがいちばん許容できない甘さです。

ほとんどの場合、ピクセル数が支える以上の大きさで配置したか、拡大したか、JPGで書き出したかのいずれかです。配置サイズでの実効解像度を確認し、レイアウトが必要とする幅で書き出し直し、JPGではなくPNGかベクター形式を使ってください。

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